About歯科技工士とは

歯科技工士(DENTAL TECHNICIAN)とは

虫歯や歯周病で抜けてしまった永久歯は、二度と生えてくることはありません。

現在の歯科医療では歯がなくなることによって噛む能力が低下すると全身的な健康が阻害されるともいわれています。

そのため痛んだり損なわれてしまった歯は人工的に作る必要があり、それを担っているのが歯科技工士です。

歯科技工士は、厚生労働大臣指定の国家資格で、歯科医師の指示に従い、義歯(入れ歯)や、被せ物(銀歯など)、歯並びの悪いものを正しい位置にするための矯正装置の作製・修理にあたるなど、患者さん一人ひとりに合わせて精度の高い技工物を作る専門職です。

敏感な口の中に装着するものを作るため、微細な技術や医学知識、医療に携わる者としての人間性や責任感、冷静な判断力が必要となります。

また、近年では、歯の形や色等に対する審美的なニーズも高く、そうしたオーダーに応えるため新しい素材の研究や開発が進められており、そのための日々の研鑽も重要な仕事の一つとなっています。